タイのバンコク以外の地方都市の観光を楽しむ!アユタヤ、カンチャナブリ等

この記事は約7分で読めます。


 

タイの首都バンコクは、観光都市として世界的に有名です。それに劣らぬほど地方都市にも見所はたくさんあります。遺跡や寺院、ビーチ、大自然、市場、そして地方特産のおしい食べ物が人々を魅了してやみません。バンコクから日帰りで行ける街をはじめ、寝台バスに揺られながらのんびりと旅を味わえる街もあります。今回は、地方都市をご紹介します。

バンコク以外の旅スポット!

「アユタヤ」日帰りで行ける遺跡の都市

アユタヤの見所

世界遺産に登録されている「遺跡」は必見です。アユタヤ王朝として栄えた古い都で、その時代の遺跡群を一目見ようと多くの観光客が訪れています。中でも有名なのが「ワット・プラ・シーサンペット」。栄枯盛衰のアユタヤを象徴した寺院遺跡です。その他荒涼とした数多くの遺跡群からは、アユタヤの壮大な歴史を感じることが出来ます。遺跡巡りを終えたら、人気の象乗りを体験してください

名物料理

アユタヤには川エビがたくさんいて、そのおいしさでも有名です。遺跡の周辺には、炭火焼の川エビを提供するレストランが点在しています。サイズは大きく身もプリプリ、しかも味が濃い。ビールも自然と進みます。また「エビ市場」内にあるレストランでも食べられます。こちらは値段も割安で、日々多くのタイ人で賑わっています。

日本との関係

数多くの日本企業が進出している工業団地があります。中でも「ローヂャナ工業団地」は、民間資本では最大の規模を誇ります。日本料理店も多数営業しています。

交通

バンコクから北へ80㎞。鉄道、ロットゥー(乗り合いミニバス)、バス、タクシーで行けます。鉄道は2時間程がかかりますが、他1時間30分位です。

「カンチャナブリ」ミャンマー国境沿いの映画の舞台

カンチャナブリの見所

クワイ川に架かる鉄橋は、映画「戦場にかける橋」の舞台となり、街の象徴でもあります。また泰麺鉄道をはじめ、戦争博物館、連合軍戦没者共同墓地など、日本と東南アジアの戦時中の関わりを改めて認識できる街です。一方で自然も豊かで美しいのが魅力です。エラワン国立公園にある「エラワン滝」は、タイ人にも人気のスポットで水遊びが楽しめます。

名物料理

クワイ川を一望できる水上レストランが有名です。土・日は多くのタイ人で賑わっており、おすすめは「ティラピア」を揚げた一般的な魚料理。辛味のタレに付けていただきます。

交通

バンコクから西へ110㎞。鉄道、ロットゥー(乗り合いミニバス)バスで、それぞれ3時間程です。

「スコータイ」タイ王朝の始まりの美しい街

スコータイと言えば「歴史公園」です。タイ族最初の王朝で、その時代に建造された寺院などの遺跡が世界遺産に認定されました。約70平方キロの公園内には、200もの遺跡が管理、保存されています。静寂な空気に包まれた園内をゆっくり歩きながら、古き良きタイを感じてください。園内では、サイクリングも可能。自転車のレンタル店が近くに集まっています。広々とした園内を駆け巡るのはとても爽快です。新市街地では、毎日ナイトマーケットが開催されています。

スコータイの名物料理

タイの大衆食「クィッティオ」(タイラーメン)、これのスコータイ版があります。豚骨で出汁を取り、マナオ(レモン)orライムをたっぷり入れます。酸味が効いたスープは食を進め、暑さ対策にもおすすめです。

交通

バンコクから北へ430㎞。バスか飛行機になります。飛行機の場合、1時間20分程です。バスだと7or8時間かかります。

「パタヤ」リゾート地×歓楽街

行ったことはなくても、「パタヤ」の名は聞いたことがあるかと思います。ビーチの下で日光浴を楽しむならパタヤビーチがおすすめです。泳ぐとなると、ジョムティエンビーチがいいでしょう。

青い海と白い砂浜を満喫したいのであれば、ラン島です。パタヤからフェリーを使い30分で行ける大変人気の島です。パタヤにはもう一つの顔があります。歓楽街としても世界的に有名です。メイン通りには至る所にバービアがあり、昼間からビールを楽しんでいる欧米人をよく見かけます。2or3泊、ビール片手にのんびりするには絶好の場所です。

パタヤの交通事情

スポンサードリンク


バンコクから南東に150㎞。東京‐山梨の距離位。バスで2時間30分程です。

名物料理

もともと欧米色の強い場所なので、タイの名物料理は特にありません。ステーキやソーセージ、パスタなど欧米系のレストランが多いです。

「プーケット」タイが世界に誇る最大のリゾート地

“美しいビーチリゾートで遊び尽くしたい”それなら、断然、プーケットです。タイ最大の島で、欧米人の観光客に人気を博しています。パタヤと同じく昼間はビーチ、夜は街歩きが楽しめます。まずは「カロン・ビューポイント」へ足を運んでください。島巡りをする場合は必ず訪れる場所で、3つのビーチを見渡せる景観は圧巻です。

次に、サーフスポットで有名なカタ・ビーチへ。美しい海を眺めているだけで、幸せな気分になれます。夕食時は、ナイトスポットの中心地バングラーロードを楽しんでください。深夜からは、クラブで大勢の欧米人とともに踊りあかしましょう。

交通

飛行機になります。バンコクから1日53便以上就航。シーズンにもよりますが、LCCの往復で2,000円‐4,000円台。所要時間は1時間30分程。

プーケットの名物料理

有名なのは、細かいビーフンの焼き料理です。骨付きの豚肉をじっくり煮込んだスープが付いてきます。観光客にも人気の大衆料理です。

「チェンマイ」安らぎの風景を楽しむ都市

タイ第二の都市です。バンコクよりも涼しいので、避暑地としても人気があります。お堀と城壁に囲まれている「旧市街地」が中心で、その街並みを眺めながら歩くと心が安らぎます。またナイトバザールの街としてもその名を轟かせています。3つありますが、観光客が良く訪れるのは、チャンクラ通りで毎日開催されています。他の2つは土日のみの開催で、ローカルな雰囲気を味わえます。郊外にも見所はあります。約80頭もの象が暮らすキャンプや首長族(カレン族)の村を訪れて見てはいかがでしょうか。

日本との関係

バンコクに比べて物価も安く、比較的温暖で長期滞在している年輩の日本人が多いです。和食店も急激な勢いで増加しています。

名物料理

おすすめはチェンマイソーセージ。レモングラスやコブミカンの葉などのハーブとスパイスを使用。程よい酸味で、ビールとの相性抜群です。もう一つはココナッツスープに麺を入れ、トッピングに揚げた麺と野菜を入れた料理です。屋台でも食べられます。

交通

バンコクから北に約700km。東京‐岡山間の距離位です。飛行機なら1時間15分程。バスは11時間位かかります。列車でも行けます。

「チェンライ」味わいのある街並みと静かさが魅力

チェンマイからバスで3時間程、タイ最北端の都市です。チェンマイ同様に由緒ある寺院が点在しています。中でも「白いお寺」の「ワット・ロンクン」は大変な人気スポットです。遠目から見ると大変綺麗ですが、細かい装飾をよく見ると「地獄」を表現しているのがわかります。

街の風景にも驚かされます。「ゴールデントライアングル」には、ぜひ訪れてください。タイ、ミャンマー、ラオスの3ヶ国がメコン川で接する地帯です。日本では見ることの出来ない、国境のある国の不思議な光景です。街全体としては、素朴ながらも味わい深さを感じます。

交通

バンコクから約830km。チェンライの国際空港は、市内中心部より約10km北にあります。飛行機で約1時間20分。バスで12時間位です。

「ロンクルア市場」カンボジア国境の手前にあるタイ中部の町

ロンクルア市場の見所

屋外にある巨大市場です。歩いて商品を探すよりも、バイクをレンタルして走り回ってください。メインはTシャツの古着店。1枚からでも売ってくれますが、ビニール袋に入った100枚セットのTシャツもあります。これがセットで1,500B-2,000B。日本円で1枚50円‐70円。

買う際は袋から取り出してあれこれ選べません。単品で買う場合は、袋から出ている商品に限ります。その他古着のジーンズや米軍のミリタリー放出品など、古着好きにはたまらないお店がたくさん並んでいます。アパレルに限って言えば、チャトチャック市場で買うよりも安いです。観光名所ではありませんが、ちょっと変わった地方の旅を楽しむには最適の場所です。

交通

サケーオ県アランヤプラテート群にある市場です。バンコクからロットゥー(乗り合いミニバス)やバスで3時間30分程。列車でも行けます。

まとめ

  • 日帰りで行けるアユタヤで、遺跡と川エビを楽しもう。
  • 歴史を通して、タイと日本との関わりを知るのは楽しい。
  • ビール片手にビーチでのんびり。これぞ、至福のひととき。
  • 古い街並みを歩いて楽しめる。地方都市ならではの味わいがある。
  • 一風変わった観光なら、巨大市場でバイクに乗って古着を探そう。
タイトルとURLをコピーしました