タイで銀行口座を開設 代行を依頼できる!?

この記事は約6分で読めます。

スポンサードリンク


生業自由人(https://nariwai-jiyujin.com/)とソロ活39(https://solo39.com/)は、同じ運営者です。2024年7月18日、ソロ活39は生業自由人と統合しました。この理由から、生業自由人に掲載する画像の中で、ソロ活39の透かしが入っている物があります。この点は、特に問題はございません。

「タイに来ることが多いので銀行口座を開設しておきたい。」と考える方は多いです。以前は、旅行者でも簡単に開設が出来ました。しかし、2022現在は、ほぼ開設が不可能です。

今回は、タイの銀行口座開設の厳しい現状をお伝えしていきます。

タイで銀行口座を開設するには!?

「タイで銀行口座を開設するには、アパートの契約書が必要になった。」

日本人の旅行者がタイで銀行口座を開設する場合、バンコク銀行シーロム本店を利用することが多いです。ここには、日本語専用のデスクがあり、タイ人スタッフが日本語で応対してくれます。とはいえ、以下の必要書類を入手できないため、短期の旅行者では、開設が厳しいです。

 →タイでのアパート賃貸契約書です。(3か月以上)

実際、アパート賃貸契約書がないお客さんを本店へお連れした所、“マイ・ダイ(出来ない)”=“今、厳しいです”と言われました。

がっくり肩を落とし、お客さんと席を立ったとき、担当者が“別の支店へ行きましたか?”と。一瞬わけがわからなかったのですが、“ああ、なるほどね”となりました。とある支店へ行きました。詳細は省きますが、開設出来ました。「基本的には出来ないが、出来ることもある」のがタイです。

口座開設のためには、必要な書類を揃えること。

2022年現在、バンコク銀行本店で、口座を開設する際の必要書類は、次の通りです。

  • パスポート(現本)
  • 戸籍記載事項証明(英文)
  • アパート賃貸契約書(3ヶ月以上の契約)
  • 初回貯金時のタイバーツ(2,000バーツ以上)
  • タイの携帯の電話番号(プリベイト可)

以前までは、アパート賃貸契約書(3ヶ月以上の契約)は必要なかったので、短期の旅行者でも開設出来ました。現在は、賃貸契約書が必要にあるため、少なくても三か月以上タイに住むことが条件です。つまり、必然的に観光ビザ等が必要になり、以前より銀行口座を開設するハードルが高くなってしまいました。

「それなら、別の銀行で開設すればいい」と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、他行では「ワークパミッド(労働許可書)」がない外国人は、口座を開設出来ません。他行は、バンコク銀行以上に審査が厳しいです。そのため旅行者や観光ビザで滞在する人々は、書類を揃えて、バンコク銀行シーロム本店へ出向き、口座を開設していたのです。

バンコク銀行の本店と支店では、開設の際の書類が違う。

先の書類が揃っている条件で、バンコク銀行本店での口座開設の流れを説明します。

スポンサードリンク


1F奥にある「日本語デスク」へ行きます。ここで口座開設の旨を伝え、書類を提出。担当者から渡される書類にサインをし、2,000B以上を入金します。その後キャッシュカードと通帳を渡されます。スムーズに進めば、10分程で完了します。

途中“なぜ、口座開設するのか?”など質問もされますが、“将来、長期滞在するためにお金を預けておきたい”“現金をいっぱい持ち歩きたくない”などと答えておけば問題はありません。

一方、バンコク銀行の支店では、アパート賃貸契約書(3ヶ月以上の契約)は必要ありませんでした。支店によっては、賃貸契約書がなくても開設できる場合があるようです。ただし「日本語デスク」は支店にはありません。やりとりは英語かタイ語です。

ポイントは、口座を開設したい旨を強くアピールすることです。私のお客さんの場合も“実は、将来タイでコンドミニアムを買うために”とタイでどうしても口座が必要なことを強調したら、すんなり開設出来ました。日本なら本店が決めたことには、本来、支店は従うものでしょう。

しかし、タイでは、支店や担当者の裁量による所が大きく“本店では無理でも、支店では出来る”こともしばしば起きます。タイの不思議の一つです。

タイも、マネーロンダリングの規制による影響が大きい。

では、なぜ開設の条件が厳しくなったのでしょうか? 一言でいうと、マネーローンダリング対策(資金洗浄)です。世界的にも、マネーロンダリング阻止への規制は厳しくなっており、タイ政府もその方針を出しています。

タイで銀行口座を開設出来るのは以下の通りです。書類などを通して、しっかり身元をチェックしているようです。今後もますます開設の条件は厳しくなるでしょう。

立場 できること
ワークパミッド取得者 タイのどの銀行でも口座開設可能。
ビザ取得者(リタイアメントビザ、学生ビザ、観光ビザなどの長期滞在者) バンコク銀行本店で可能。支店でも出来る所はある。他行では基本的に出来ない。
短期の旅行者 どの銀行でも、ほぼ開設不可能。

バンコクの街中には、ATM機が数多く配置されているが、問題もある。

タイの銀行最大手は、バンコク銀行です。支店は1,000を超えます。次にクルンタイ銀行、サイアム商業銀行などが続きます。営業日は月‐金。支店によっては、土曜日も営業しています。

デパートや大型スーパー内に店舗を構えており、営業時間も長いです。ATMは、店舗にはもちろんのこと、空港、駅やデパート、セブンイレブンの入口横などにあります。日本語表示がある物も増えています。一回のキャッシングで引き出せる最大額は、25,000B(バンコク銀行)。30,000Bも引き出せる銀行もあります。

しかし、ときどき故障します。故障したATM機が、カードを吸い込んだまま吐き出さないことを目にすることも多いです。また、現金が充分に機械に入ってないこともあります。特に金曜日日は、タイ人が列をなして引き出すので、現金が足りなくなるようです。仕方なく、ATMを探し回ったことがあります。引き出す際は、ご注意ください。

以前は、代行業者に頼めば開設出来た。今は、厳しい。

旅行者でも開設できる抜け道もあります。代行業の活用です。

“観光ビザ取得ツアー”などのビザ代行業者は、口座開設も手伝ってくれます。それなりに手数料がかかります。開設出来る口座もバンコク銀行以外になるようです。銀行の審査基準が厳しくなっているので“以前は行っていたが、今はその業務はしていない”ある知り合いの代行業者は言っていました。

他には、タイ人の銀行員に知り合いがいれば、何とかしてくれるかもしれません。その昔、タイ人の友人が銀行員だったので、彼に頼んで口座を開いてもらったことがあります。しかし、現状は、代行業者も手を引いているくらいなので厳しそうです。

口座を開設するためには、観光ビザを取得し、マンションで3ヶ月以上の契約をしてください。これが最低条件です!

まとめ

  • 現状では、短期の旅行者は銀行口座を開設出来ない。
  • 3ヶ月以上のマンションの賃貸契約書が必要になった。
  • 書類が揃ってなくても、開設したい旨を強くアピールしてみよう。
  • 世界的なマネーロンダリング規制で、今後タイも条件は厳しくなっていく。
  • 口座開設には、観光ビザなどを取得し長期滞在すること。


スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました