零細企業・中小企業勤めの給料が安い理由 副業禁止でも収入を上げるには?

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勤続10年を超えるのに、昇給はたった1万円のみ。大企業は別として、零細企業(中小企業)給与は、似たような物です。もし、あなたの年齢が30代以上なら、きっと絶望感を味わっているでしょう。

中小・零細企業と大企業には、明らかに賃金差があります。そこで、この記事では、賃金差が生まれる理由と、零細企業に勤めている場合に収入を上げる為のポイントをご紹介していきます。

中小零細企業の給料が安い理由

大企業は、大企業になる理由。中小・零細は、中小零細でいる理由があります。給与所得の平均値等を見ても、確実に中小零細と大企業には、格差があります。

なぜ、賃金格差があるのか?

なぜ、給料の差があるのでしょうか?

考えらるのは、次の四つです。これらが複合的に重なって結果、低収益な会社=低賃金な会社になると推察しています。

  • 独自技術がなく、単なる下請けに甘んじているから
  • 独自技術をうまくアピールできていないから
  • ファミリー企業であるから。
  • 全てが悪い方、悪い方にいっているから。

独自技術がなく、単なる下請けに甘んじているから

中小零細企業の最大の問題は、独自技術がない点だと思います。ぱっと思いつく所では、大手自動車会社の部品工場です。他、建築現場の下請け企業などです。

基本的に、どんな分野、業界でも、誰でもできる物は、過度な競争に至ります。結局、他よりも優位な点がないので価格だけで勝負する。結果、どんどんと売り上げが下がりじり貧状態に陥ります。

独自技術を持ってもうまくアピールできていない。

特許技術等の独自技術を持っていても、それをうまくアピールしたり、活用したりする力がなければ、他社のサービスや商品を支える側に成り下がります。

ファミリー企業であるから。

初代が会社を立ち上げて、二代目は何とか経営をする。そして、三代目が見事、倒産させると言われることが多いです。小さな会社は、各種役職を全て家族にしています。能力が足りない者が役職に付いているため、社内の新陳代謝は最悪です。

やはり、会社は、様々な人が入るからこそ多様性が生まれて、新しい流れが生まれるのだと思います。同族企業は、この新陳代謝が全くできていない為、結果、低収益体制に陥ります。

全てが悪い方、悪い方にいっているから。

結局、上記3つのことがあると、中々、新しい人が入社しません。結果、さらに社内が古い体質(経営方法、マーケティング方法)に至り、悪い方、悪い方にいくことが多いです。

上記の4つが中小企業が低賃金になる理由だと思います。この他、外部的な要因により、低賃金化している部分もあります。

零細企業や中小企業に期待をするのは無理

2023年現在、日本政府は、インボイス制度の導入、電子帳簿、電子署名法、働き方改革、社会保険料の料率の変更等によって、零細企業や中小企業を徹底的にいじめています。

一部の勝ち組企業の賃上げアップしている様子がテレビで映し出されています。しかし、日本政府の政策結果の宣伝の側面が大きいと考えた方が良いです。

とにかく、あらゆる制度変更によって、零細企業や中小企業が厳しい立場に追いやられています。したがって、まず、零細企業で働いている時点で、もう賃上げアップは望めないでしょう。

中小企業等で働く30代ならこうするべき

もし、私がこれ以上の労働環境の改善が望めない、零細企業、中小企業の30代サラリーマンなら、次の2つのことを実施します。

  1. 支出を見直す
  2. 収入を拡大する。

1.支出を見直す

結局、入る量(給料)と出る量(支出)をコントロールすれば、勝手にお金がたまります。入る以上のお金を使えば、減るのは当然です。なので、まずは、支出項目を見直してみましょう!

  • 家賃、光熱費
  • 保険代金
  • 自動車関連費
  • 交際費
  • 食費
  • ネット代

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等を一つ一つ精査してみると、意外に無駄が見つかります。

例えば、手取り収入が20万円なら、適切な家賃は、4万円です。4万円超えの家賃を払っているなら、身分不相応です。また、毎月の通信費の削減も大きいです。

  • 支払いの大きな物
  • 継続的に支払う物

から優先して考えていくと良いと思います。

2.収入を見直す

収入を見直す場合は、次の2つの方法があります。

  1. 会社の就業規則を確認
  2. 副業で給与とは別の収入を確保

1.会社の就業規則を確認する

実は、会社には、福利厚生費と呼ばれる費用があります。

例えば、社員の健康を維持するためにフィットネスジム費を補助する。社員の家族の誕生日に○○をプレゼントする。○○県○○市に保養ホテルがあるどです。

また「資格手当」と呼ばれるものを設けている会社もあります。これらは、その会社の社員であれば、平等に誰でも適用しなければならないルールになっているので、必ず確認をした方が良いです。

例えば、○○という資格を持っていれば、月1万円を手当てとして出す~というルールがある場合、該当の資格を取ってしまえばいいだけです。それによって、年間で12万円も年収があるのってすごいと思いませんか?

他、○○の資格を取るときは、会社で負担する等のルールもあります。本来、受け取れるはずの手当てをもらわないのは、損ですね!必ず、確認しましょう!

資格手当、福利厚生費などは、会社の就業規則に記載されています。見たことがない場合は、確認しましょう

2.副業で給与とは別の収入を確保する。

サラリーマンの給与とは別に収入を得る方法は、2つあります。

  1. 副業バイトをする。
  2. 一人起業をする。
1.副業バイトをする。

一人バイトとは、サラリーマンの傍ら隙間時間にアルバイトをすることです。昼間の会社が終わった後に、居酒屋などでバイトをしたり、土日の休みだけ販売の仕事を手伝ったりします。

自身の時間を安い時給単価で交換しています。アルバイトは、年齢を重ねた後に続けるのは難しいと思います。

もし、会社が副業を禁止している場合は、役所に行き、副業部分の住民税を「普通徴収」にしましょう! これだけで副業収入がばれなくなります!

最近は、タイミーと呼ばれる隙間時間にバイトをするサービスもあります。

2.一人起業をする

一人起業とは、サラリーマンの隙間時間をアルバイトに充てるのではなく、小さな生業(起業)を作ることです。この場合、一度、収入の仕組みを作れば、自らが働かなくても収入をもたらします。

もし……

  • 働いている時間=給料が欲しいときは、副業バイトをするべき。
  • 時間がかかるけど、働いていなくても収入が入る仕組みが欲しい人は、一人起業をするべき

だと思います。あとは、ご自身のライフスタイルや考え方で決めればいいです。もし、私がサラリーマンなら、間違いなく後者の「一人起業」をします。一人起業は、税法の観点、そして収入が入る不労所得の観点からみても非常にメリットがあるからです。

まとめ

  • 給料を最大化するコツ=収入-支出=残りを最大化するこ
  • 支出には、節約と節税の2つの観点がある。
  • 収入には、2つの目のジョブによる収入の拡大と自分のなり生業がある。
  • マイホームは若いうちに建てるべき=そう広ると儲かる人の単なる宣伝
  • 無駄な見栄を捨てた方が人生は楽になる。
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