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生業自由人(https://nariwai-jiyujin.com/)とソロ活39(https://solo39.com/)は、同じ運営者です。2024年7月18日、ソロ活39は生業自由人と統合しました。この理由から、生業自由人に掲載する画像の中で、ソロ活39の透かしが入っている物があります。この点は、特に問題はございません。
この度、三菱HCキャピタルの株を購入しましたので情報を共有します。
三菱HCキャピタルの株を購入
三菱HCキャピタルとは?
三菱HCキャピタルは、様々な物のリース事業をしています。日本国内だけではなく、世界各地に拠点を持ち、アジア、アメリカ、ヨーロッパなどの市場で事業を展開しています。筆頭株主は、三菱商事です。
事業内容(事業領域)
- リース事業::設備、車両、IT関連など
- ファイナンス事業: 不動産、企業向け融資、プロジェクト
- 資産運用: 資産管理サービス、ファンド運営など
配当や優待
2024年7月21日現在、配当は3.69%。優待はなしです。
私が感じる三菱HCキャピタルの強み
世間一般的に三菱HCキャピタルは、連続増配、比較的、高い配当利回りに魅力を感じて投資をしている方が多いです。私の場合は、それらよりもコンテナリース事業をしている点に高い魅力を感じます。
ご存じの通り、流行病の状況下で国際物流は混乱しました。航空便、船舶便ともに減便等の影響により輸送スペースが圧迫されて国際物流に多大な混乱が発生しました。これが世間的な認識です。(業界的には超バブルが訪れた)
2024年現在、当時の流行病を振り返ると、国際輸送が混乱した本質的な問題は、コンテナ不足(物を入れる鉄の箱)にあったと考えます。
- 貨物を入れるコンテナ自体が不足
- 大量の貨物が滞留する。
- 貨物の出荷が出来ないから様々な物不足が発生する。
逆に中身が入っているコンテナが滞留することでも、空のコンテナが不足し、結果、これも物流の滞留につながりました。当時、アメリカの西の玄関口であるロサンゼルス港沖では、荷下ろしを待つ大量のコンテナ船が入船待ちをしている状況だったことは業界関係者なら誰でもご存じのはずです。
流行病前、流行病後の海運業界の状況
流行病前、海運業界は、長期に渡り不況に陥っていしました。理由は、コンテナ船の大型化による供給過剰です。実は、流行病前は、とにかく運賃が下落して、ひどい状況でした。その流れが一気に変わったのが流行病でした。
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今では、商船三井等の株が浮かれた投資家により、次々と購入されて株価は異常な高値になっています。流行病前の状況を知る私から考えると、海運株に手を出したいとは思わないです。
事実、流行病後は、超大型コンテナ船の新規就航等が進み、以前のように供給過多になりつつあります。この件は、マースクのCEOも語っています。
コンテナリース事業
そんな中、三菱HCキャピタルは、海運株その物ではなく、さらに上流にある「コンテナのリース事業」に集中的に投資をしています。実は、コンテナ船で物を運ぶときに使うコンテナ(鉄の箱)は、荷主が所有していないです。荷主は、船社(フォワーダー)を通してコンテナリース会社から空コンテナを調達し、その中に貨物を詰めて輸送しています。これが一般的です。
*荷主がコンテナを所有する場合は、SOCと言います。
ご存じの通り、コンテナは、物流の血液と同じです。この世に荷物の移動がある限り、必要です。(3Dプリンターによる画期的な物の移動ができない限り)しかも、コンテナのリース事業は、少数の会社が寡占的に事業をしている所でもあります。
代表的な銘柄が次の3つです。
- テキサイン・グループ(Triton International Limited)
- CAIインターナショナル(CAI International, Inc.)
- テキサイン・グループ(Textainer Group Holdings Limited)
上記の内、TRITONは、ブルックフィールド・インフラストラクチャー<BIP>が買収しています。実は、三菱HCキャピタルもCAIインターナショナル(業界5位)を買収しています。三菱HCキャピタルのリリース
両社は、コンテナリース会社を買収することで、日々、世界各国で稼働する大量のコンテナリース代金を得られるようになっています。これは、控えめにいって非常に美味しいビジネスです。
先ほども述べた通り、コンテナ船等を運航する海運株は、今後も大量に供給される新造船により益々、供給過多による価格競争にさらされると思います。流行病は一種のバブルです。その意味で、同じ国際物流に関係するとしてもコンテナリース事業の方が堅実だと判断して投資することにしました。
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