30代男性が公益財団法人へ寄付！寄付金特別控除の魅力とは？

自分が支払った税金は、何に使われているのでしょうか？

例えば、ふるさと納税は、寄付するときに使い道を指定できます。しかし、多くの税金（例：所得税等）は、支払った後、その行先は、ほぼ不明です。もし、一昔前に流行った「国会議員の●―パンしゃぶしゃぶ」に使われていたら腹立たしいですね！

「もっと税金の使い道」の透明性をあげてもらいたいです。実は、使い道がわからない税金を支払う代わりに、使い道を特定できる納税方法があります。「公益財団法人」への寄付金特別控除です。

この記事では、公益財団法人の概要、財団への寄付による受けられる寄付金特別控除について解説していきます。なお、この記事の文章末には、財団のワンポイント説明があります。もし、ご自身で興味あることがありましたら、税金の一部を寄付しましょう！

公益財団法人への寄付！

公益財団法人は、内閣府等が「その団体の活動が公共の福祉、科学技術、文化レベルの向上に資する物」と認定をした団体のことです。（公益財団法人の一覧）

国民は、この団体に対して、寄付をすることで、個人の方は、所得税、住民税及び相続税。法人の場合は、法人税の寄付金特別控除を受けられます。

公益財団法人に寄付をする意味

公益財団法人への寄付は、支払うべき税金を……

1. 所得税、個人住民税又は相続税として支払うのか？
2. 又は、所得税、個人住民税の一部＋財団への寄付なのか？

を選ぶだけです。納める税額の合計額は、ほぼ同じです。では、なぜ、公益財団法人に寄付をする意味があるのでしょうか？　それは、財団を指定することで、税金の使い道を選べるからです。

例えば、ペット好きの方だとしましょう。ご存じの通り、悪徳ペットショップにより、何の罪もない動物が●処分をされていますね！ 命ある生き物なのに、ゴミのように処分されます。この非道な環境を少しで改善する団体が「公益財団法人どうぶつ基金」です

この団体は、動物の飼育法の指導、動物愛護の考え方、犬や猫の不妊手術奨励等をしています。又、日本の科学技術の発展を願うなら「公益財団法人中部科学技術センター」に寄付。日本の農業をグローバルにして強くすることに関心がある方は「公益社団法人国際農業者交流協会」に寄付をします！

つまり、ご自身が改善したい（応援した）社会的に意味がある物に対して、自らの税金を振り分けることができるのです。それが公益財団法人に寄付する大きな魅力です。

自分の関心が高い所に税金を納税できる（間接的に）ので、とても良いですね！

公益財団法人に寄付をした場合の税金のお話

公益財団法人への寄付、ふるさと納税への寄付は、共に「寄付金控除」を適用できます。ただし、これらには、次の違いがあります。

所得控除と税額控除の違いは、次の通りです。

税額控除は、税金から寄付金額を直接引けるため、税制上、非常に優遇されています。公益財団法人への寄付は、この寄付金特別控除の税額控除又は、所得控除を自由に選べます。

一般的には、年収が900万円以上の場合は、所得控除の方が恩恵が大きくなります。一方、年収が900万円以下の場合は、税額控除の方が有利です。

住民税や所得税は、公益財団法人への寄付金額（最大約40%）を控除した後の残りの部分を支払います。団体に寄付をした後、確定申告や年末調整等で控除証明書を提出すると、税額を控除できます。

公益財団法人の一覧

以下は、国・都道府県公式公益法人行政総合情報サイトに記載されている公益財団法人のリストです。ここに記載されている公益財団法人へ寄付をすれば、寄付金特別控除を適用できます。

まとめ

• 税金の使い道を考えよう。
• 意味不明な税金を払うなら、目的がはっきり財団の方が良い。
• 公益財団法人は、所得控除と税額控除の好きな方を選べる。
• ほぼ同じ額の出費なら、少しでも使途が明確な所にお金を支払うべき