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生業自由人(https://nariwai-jiyujin.com/)とソロ活39(https://solo39.com/)は、同じ運営者です。2024年7月18日、ソロ活39は生業自由人と統合しました。この理由から、生業自由人に掲載する画像の中で、ソロ活39の透かしが入っている物があります。この点は、特に問題はございません。
この記事は、小型船舶の一級+小型特殊免許(水上バイク)を沖縄県で取得したときの様子を写真付きで紹介しています。これから、小型船舶免許を取得する方は、ぜひ、参考にしてください。
■今回の取得報告
一級小型船舶+小型特殊=最短5日間=117,000円(税込み)
小型船舶免許を取得するまでの全日記
小型船舶免許とは?種類は3つ!
小型船舶免許とは、海上で小型の船舶を運転するための国家資格です。「小型」との名称がありますが、一人、二人が乗るタイプ(バスボートのような物)から、カジキ等を釣り上げる程の本格的なタイプ(最大20トン)まで様々です。
個人や法人等を含めて、個人的な目的で海上レジャーを楽しむには十分な資格です。そんな小型船舶免許は、大きく分けると、次の3つがあります。
- 一級小型船舶免許
- 二級小型船舶免許
- 小型特殊免許(バイク)
免許によって、操縦できる船の大きさや航海距離、種類が違います。当初、私は、一級小型船舶の免許を持っていれば、小型特殊(水上バイク)も運転できると思い込んでいました。(自動車でいう普通免許を取ると、原付もついてくるなど)
しかし、小型船舶免許と小型特殊免許は別々の資格であるため、それぞれにライセンスが必要です。例えば、一級小型免許のライセンス+小型特殊免許などです。
また、小型船舶免許の取得方法には、大きく分けると次の2つがあります。
- 自分で試験を受ける方法
- 国土交通省の認定を受けた教習所で所定のカリキュラムを修了すること
2番の方法は、自動車の教習所と同じです。国土交通省から認定を受けている教習所(登録小型船舶教習所)に通い、所定の講習時間、修了試験等をクリアすることで、国家試験が免除されます。このサイトでは、二番の方法で取得するまでの流れを説明しています。
小型船舶スクールの選び方
ここでは、小型船舶のスクールの選び方をご紹介していきます。小型船舶のスクールには、大きく分けて次の2つがあります。
- 国土交通省から認定を受けている所
- 国土交通省から認定を受けていない所
国土交通省の認定の有無によって、国家試験が免除されるのかが変わります。小型船舶の教習所を探している方は、この点に注意しましょう。なお、国土交通省から認定を受けているスクールは「登録小型船舶教習所」の一覧にあります。この一覧にないスクールは、国家試験が免除されないので、教習所での講習を修了後、自分で国家試験を受けなければなりません。
国家試験が免除されるスクールを選びましょう!
沖縄のスクールは、安い!
私も認定を受けているスクールをグーグルなどで検索をしました。
例えば「小型船舶 名古屋」「小型船舶 東京」などですね!このように探すと、同じスクールが検索結果の上位に表示されます。(平均、小型船舶1級+小型特殊が約20万円前後の所が多いです。)
もし、できるだけ費用を安くしたい場合は、上で紹介をした「小型船船舶教習所の一覧」の中にある沖縄地区に登録されているスクールを選びましょう。一覧を北海道から、沖縄まで全て調べたのですが、圧倒的に沖縄地区の価格が安いです。
その中で今回、お世話になったのは「沖縄マリン」さんです。なんと、一級小型免許+小型特殊免許の2つの取得ライセンスが税込みで117,000円(税込み)です。この中に学科教習で必要なテキスト代金、講習代金、身体検査代金、実技試験など、免許を取得するまでのすべての費用が含まれています。もちろん、国家試験が免除されるスクールです。
私は、東海地方に住んでいるのですが、セントレアから那覇までの飛行機代金は、片道約4,000円です。往復8,000円。これに滞在費が+30,000円ほどかかったとしても、本州のスクールなどで取得するよりも安く済みます。実際、私が通った時も一級の取得者は、すべての人が東京などの本州からきていました。
もし、日程等に余裕がある方は、思い切って沖縄まで来て取得された方がいいのかな?と思います!
*台風の関係があるので、夏の時期は、沖縄での取得は余裕がある日程が必要です。ベストなシーズンは、梅雨明け直後とのことです。=天候が安定する。
関連疑問:一級、二級のどちらがいい?いきなり一級でもいい?
私は、現在、37歳の個人事業主です。比較的、日程に余裕があるため、沖縄での取得を来ました。これまで船関連の経験はなく、いきなり一級をとっても大丈夫? 二級から取得したほうがいい?など、様々な疑問がありました。結論は「いきなり一級でも大丈夫」です。
一級と二級の違いは、どこまで陸から離れられるのか?にあります。一級は、すべての海上水域。対して二級は、五海里(約9キロ)です。ご自身の目的にあわせて考えましょう。
ただし、二級から進級するときにも、別にお金がかかること、一級と二級の学科の部分の難易度に、そこまでの違いがないことを考えると、最初から一級を取った方がメリットが大きいと思います。
一級と二級の学科の違いは、海図の有無だけです。基本部分は同じです。気になる難易度の違いですが、スクールで細かく教えてくれること、事前に過去問等を解いておけば、全く難しくないです。むしろ、一級、二級、小型特殊で満点を狙うことも可能です。
ちなみに、沖縄マリンさんでは、一級、二級、小型など、全てのコースを平均化した上での合格率は90%以上とのことです。なので、普通に授業を受けて、過去問をし、実技試験で大きなミスをしない限りは、特に問題なく、免許は取得できると思います。
*一部、計算問題が出る可能性もありますが、非常に簡単な算数です。心配は無用です。
免許の合格発表は、実技試験が終了後、二、三日後にされます。そこから約二週間前後で、本籍地がある所へ免許が郵送されてきます。
関連疑問:受講料を支払うタイミングは?
沖縄マリンさんへの受講料は、事前に銀行振り込みで支払う他、当日、窓口で支払えます。私の場合は、一部を経費化する関係上、事業で使っている口座から銀行振り込みでお支払いしました。
事前学習の様子
費用の支払い終了後、数日したら、沖縄マリンさんから受講で使うテキストと過去問が数冊送られてきます。沖縄マリンさんへ行くまでの間に、自宅で予習をしておきます。私の場合は、一級、二級のテキストと過去問、小型船舶のテキストと過去問を全てやりました。(一周)
事前学習の過去問は、一級・二級の共通、一級専用、小型特殊免許の3種類があります。一つの過去問を一冊終了するには、約5時間くらいかかります。
- 最初にテキストをすべて読む
- 過去問を解く
- 過去問を間違えたところをテキストで読み返す。
このように学習を進めます。人によっては、最初に過去問を解き、その後、テキストを読む方もいらっしゃるかもしれません。やりやすいように勉強を進めるといいと思います。当日までの間に、少しでも良いので過去問を解いておくと、授業の理解力や学科試験の難易度が全く違います。
*ロープワークの練習は、百円均一で販売している、このような紐でできます。
ここまでが小型船舶の種類の説明とスクールの選び方の説明でした。ここから先は、実際に、沖縄マリンさんでの受講日記をご紹介していきます。実際、どのような日程で沖縄に行き、どのように講習が行われていくのかを説明しています。
前泊
今回は、航空機の日程や現地で一日ほど、ゆっくりするために、講習開始日の2日前に沖縄入りをしました。中部国際空港から那覇空港までジェットスターを使い、5,000円前後だったと思います。今回は、10月中旬のため、服装は、ズボンとTシャツで大丈夫でした。
初日に、沖縄マリンさんにて申込書の記入、身体検査の他、本籍地が記載されている住民票を提出します。沖縄に行くまでに、自分の住民票を取得しておきます。必要書類としは、この住民票のみです。あとは、事前に郵送されてきたテキストと過去問をもって沖縄に向かいます。
那覇空港に到着後、3番のバス乗り場で120番のバスに乗り「安謝」で下車します。
今回は、沖縄マリンさんの教室近くでホテルを取ることにしました。そのホテル名は、Mr.kinjyo Naha kitaです。実は、このホテルは、沖縄地区でとても有名です。非常にきれいでかつ、安いのでいつも使っています。
Mr.kinjyo Naha kitaさんのグーグルマップの口コミでは、一部、汚いとの評価を目にしますが、私が使用したときは、非常にきれいでした。写真の通り、室内も非常に広く、清潔でとても使いやすいです。それに、大通りから一本中に入っているため、騒音などもなく、非常に快適です。
もし、沖縄マリンさんを利用される場合は、あまり口コミ等を気にせず、Mr.kinjyo Naha kitaを選べばいいと思います。なお、このホテルから、沖縄マリンさんの教室があるターミナルまでは、徒歩で15分ほどです。ゆっくり歩いても20分前後だと思います。
また、周辺には、曙ラーメンと呼ばれる大衆中華屋さんがあります。とてもおいしくて安いので、ぜひお試しください。生活必需品が買えるスーパーの他、セブンイレブン、ファミリーマートなどもあります。また、コインランドリーもあります。沖縄マリンさんに通う数日の間であれば、徒歩だけで十分、生活ができます。
一日目(初日)
今日は、沖縄マリンさんへの初日です。ホテルから徒歩で15分ほどでつきます。ターミナルと聞いたたため、非常に多くの人がいるのかなと思ったのですが…全くいませんでした。下の正面玄関から入り、左方向を見ると、階段があります。沖縄マリンさんは、その二階にあります。
受付
二階に上がると、窓口があるため、そこで申込書(委任状など)に記入をします。このとき、持参した住民票を提出します。もし、領収書が必要な場合は、このときに受け取ります。申込書の記入後、その場で写真撮影と視力検査を行います。視力が悪い方は、忘れずに眼鏡を持っていきましょう。
- 受付で申込書の記入
- 写真撮影
- 視力検査
学科講習スタート
視力検査が終了したら、早速、講習がスタートします。授業は、一時間が50分、休憩10分のスケジュールになっていて、初日から何時間も授業があります。
- 10:00~10:50分 学科教本Ⅰ
- 11:00~11:50分 学科教本Ⅰ
- 12:00~12:30分 学科教本Ⅰ
- 12:30~13:30分 昼休憩
- 13:30~14:40分 ロープワーク、健康診断、学科教本Ⅰ
- 14:40~15:40分 学科教本Ⅰ
- 15:50~16:50分 学科教本Ⅰ
- 16:50~18:00分 学科教本Ⅰ
上記の通り、8時間ほどの授業を受けます。昼からは、病院の先生がいらっしゃり、次々と身体検査(色弱試験など)を受けていきます。
一日目の感想
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当日の講習までに全て過去問を終えていることもあり、講義は復習のような形となり、非常に楽な印象でした。(教本Ⅰ)教壇に立つ先生方も非常にゆっくり、丁寧に解説をしてくれるので、最悪、当日までに一切勉強してこなかった方でも大丈夫だと思います。(勉強してきたほうが確実に楽)
少し難しかったのがロープワークです。もやい結びなど、五つほど練習をしたのですが、正直、これは、かなり苦手です。もちろん、講師の方もしっかり教えてくれるのですが、次々と新しい結び方が出てくるので、頭はかなり混乱気味です。それに、私的には、一人で何度も練習したいところだったのですが、このあやふやな状態の上、次々に進めていくので、非常にプレッシャーでした。やはり、こういうのは、一人で練習する時間が欲しいです。
その他、覚えておくと良いこと
- 受講人数は、全部で10人前後でした。
- 周囲には、ほとんど何もないので、昼ご飯は持って行ったほうがいいです。
- もし、忘れた場合は、ターミナル前の通りにある弁当屋さんで調達しましょう。
- 一日目は、服装、持ち物(消しゴムと鉛筆必須)は自由です。サンダルで受講していた人もいました。もちろん、実技で必要な着替えやシューズ等も持ってこなくていいです。
二日目
教習2日目は、昼からの授業です。この日は、午前中に前日の復習、特にロープワークの練習などをしていました。最低限、もやい結び、クリート結びなどは覚えます。(実技試験でテストされます。)
授業は、一級小型船舶で必要とされる「海図」について、13時から17時までみっちりと教わりますその後、18時~21時前後までは、一日目の後半部分を勉強します。
海図とは、海上を航行するときに使う地図です。この海図には、海の深さ、海の危険な場所などが記されており、船を運転する上では重要です。授業では、この海図の具体的な見方、距離の計測方法、船位(船の位置)の特定方法について詳しく学びます。
- 緯度とは? 経度とは?
- 緯度と経度の表示方法
- コンパスの使い方
- 二地点からの船位の確認方法
- 所要時間の計算方法
などの基礎的な部分を説明された後、練習問題を解きながら授業が行われました。講師の方は、少しテンポが良すぎるため、海図って?というレベルからスタートすると、少し難しいですね。
といいますのは、授業のような形になっているので、授業のテンポを乱さないように、どうしても質問し難いです。約4時間ほどの授業だったのですが「もうこんな時間がたったんだ~」と感じるほど、集中すると思います。
練習問題としては、自船(船位)の特定(クロス法)、到着時間の計算、出発時間の計算、海流の影響による船位のズレを含めた計算方法などがあります。
小型船舶教習の3日目
3日目は、一つ目の学科試験を受けます。(二級)この試験に受からないと、一級の授業を続けられないです。ただ、試験の内容は、過去問がそのまま出題されますし、授業でも重点的に解説される所だったので、難しくないです。おそらく、満点でパスをしたかな?と勝手に予想しています。
学科試験が終了後、テキストの上級編を使い、エンジン関連などの機関関連の授業を重点的に受けました。その後、再び、前日に習った海図関連の復習をして、この日は授業終了です。
- 8:45分~9:45分 学科試験(二級)
- 10:00~12:00 学科上級編の教科書
- 13:00~17:00 学科上級編 エンジン機関やコンパス等の復習
感想
一級・二級の共通学科試験は、簡単です。事前学習をして入れば、ほぼ不合格にならないです。
四日目
本日は、朝から非常にハードなスケジュールです。まず朝の一番で一級小型船舶の筆記試験です。海図などの問題を含めて十数問のみの学科試験です。
- 小型船舶一級の試験
- 小型特殊の試験
- 小型特殊の実技試験
やはり、講習を受けている関係から問題自体は非常に簡単です。一時間の時間枠があっても30分ほどで、見直し等を含めてすべて完了できます。
その後、小型特殊船舶の講座に突入し、そのまま筆記試験を受けます。(免許の学科試験)無事に試験をパスした後、小型特殊の実技をするため、別のところに移動です。点検の方法を学んだ後、実機に乗り、既定のコースを走ります。
インストラクターとのマンツーマンで沖合に行き、そこでエンジンを停止し、エンジン始動から発進するまでの練習をします。ようは左右良し、後方よしなどの安全運転の確認ですね!
その後、決められた二コースを走ります。最初、ハンドルと傾きなどの関係が頭に入らず、うまく走れないこともありましたが、五分ほど走ったらすぐに慣れてきます。小型特殊免許は、この日の一日だけで筆記試験と実技試験を修了し、無事に取得ができたようです。
明日は、一級小型船舶の実技試験です。
五日目
台風による風の影響により、翌日に延期となりました。沖縄での講習は、この台風による影響を考慮して余裕がある日程を設定しておかないですね! 今回は、たまたま機転が利き、ピーチアビエーションの日付変更が可能なチケットを手配していたので助かりました。
沖縄での講習は、台風の影響で延期になる可能性があります。講習日程は、可能な限り予備日を含めて設定しておくといいです。特に台風が来やすい月は気を付けましょう。沖縄マリンのスタッフの方が言うには、最も気候の影響を受けにくいには、梅雨明け直後とのことです。
6日目・小型船舶教習の最終日 実技試験
延期となった一級船舶の実技試験の当日です。また、台風の影響が残っており、朝から雨模様です。しかし、昨日よりも風が非常に弱くなっているため、無事に実技試験を受けられるようです。
沖縄マリンの実技試験は、浦添です。沖縄マリンの教室から北方向に一キロほど、徒歩で15分程。
試験は、10時から約3時間ほどかかります。当日の内容は、次の通りです。
- 発航前点検
- 安全確認(目視)
- 前進、後進、左右への旋回
- 人命救助
- スラローム?
- コンパスを使った船位の確認
- 着岸、離岸
- 係留と解らん
上記をトレーナーとともに行います。一通りの講習を受けた後、テストを受けます。テストは、発航前点検から係留迄のすべてが対象です。そして、実際のテストは、次のように行われます。
発航前点検
発航前とは、船を動かす前に行うべき点検です。具体的には、船舶の外観のチェック、エンジン部分、バッテリー部分、オイル部分のチェック方法、法定装備品の確認、エンジンをかける前の確認事項、かけ方、かけた後の動作確認などです。専用のチェックシートを使いながら行います。
実際のテストでは、チェックシートの内、いくつかの項目を指定されて、点検を行います。例えば「バッテリーの点検をお願いします!」などです。教官から指定された箇所について点検を行い、適切に確認しているかを見られます。
安全確認(目視)
エンジンの始動、発進時、後進時、旋回時などは、すべて安全確認をした後に行います。自動車の教習でいう「巻き込みよし」みたいな物ですね! 船舶の場合は、後方ヨシ、左前方良し、右前方良しなどと言い確認します。
テストでは、安全確認をした後、前進や後進等をしているのかが確認されます。
前進、後進、左右への旋回
船舶の前進、後進の仕方、左右への旋回方法です。実際に初めて運転するときは、思った以上に船はスピードが出ることに驚きます。目の前に岸壁等が見えてきたと思ったら、すぐに目の前に迫ってきます。最初は、このスピード感に戸惑います。
また、針路を保持する点も意外に難しかったです。船は、低速だと舵利きが悪くなり、高速だとよくなると頭ではわかっているのですが、実際に体験すると、けっこう戸惑います。車のようにハンドルを切れば、ほぼ連動して方向が変わるわけではなく、船にはタイムラグがあります。
説明が難しいのですが、右に舵を切ってもすぐには右に行かず、少しずつじゅわ~と切り替わります。最初は、この動きを中々、理解できず「あれ、右に行かない、もっと切らないと」「あれ、今度は逆に切りすぎた」などと、舵の操作に苦労しました。
前進、後進、旋回等のポイントは、この「舵利き」の操作感をできるだけ早く理解することだと感じました。理解すれば、旋回も含めて特に難しくないです。
人命救助
人命救助は、人に見立てた浮きを海上に流し、風上方向からアプローチをして救助することです。実際の試験では、教官がある場所でいきなり浮きを投げて「救助してください」と指示をしてきます。その指示を受けたら、要救助者と風上の確認をした後、救助に向かいます。
まず船舶を風上方向に移動し、要救助者方向に舵を切り徐行をして近づきます。ある程度、近づいたら、エンジンを中立にし、救助者(浮き)を回収します。この試験は、要救助者に舵を切った後、微速状態で針路を保持しながらしっかりと救助者の方向に迎えるのかがポイントです。
スラローム?
海上にいくつかのブイが用意されています。この部位を左右交互に通過します。このテストは、けっこうな高速で実施するため、舵利きもよく特に難しいと感じることはなかったです。
コンパスを使った船位の確認
コンパスを使い、別の方向にある二地点の建物の方位を確認します。テストのときには「あそこの建物の方位を教えてください」といわれるので、コンパスを使い計測をして方位を伝えます。
着岸、離岸
私は、このテストが一番嫌いでした。着岸とは、岸壁に近づくこと。離岸は、この逆です。テストは、着岸→離岸を一通り行います。
まず着岸は、岸壁に対して船尾を60度にしてアプローチします。その後、舵を右にいっぱいに切り、船尾がふれ始めたらエンジンを後進にします。船の惰力(前に進む力)がなくなったら、エンジンを中立にします。これが着岸です。
一方、離岸は、この着岸状態から、後進し、船首等の安全を確認しながら離岸します。テストでは、この着岸から離岸までの一連の流れを行います。
離岸と着岸方法は、文章で見ると単純に見えますが、実際にやってみると、頭が混乱します。もし、この記事をご覧になっている方は、あらかじめ、この着岸と離岸について頭でイメージしておくといいと思います。
係留と解らん
係留(けいりゅう)とは、船を岸壁などにつなぎとめることです。一方、解らんとは、岸壁から船を離すことです。係留と解らんのポイントは、風上側から行うことです。しかし、沖縄マリンの場合は、風上が船体の真横から吹いてくるため、この風上ルールが客席が乗り込む側からになります。
つまり、係留の場合は、客が乗り込む側を先に係留。解らんの場合は、乗り込まない側のほうから行います。
最終の実技試験は、9:30分に開始して、12:35分に終了しました。この日は、私だけがテストだったため、他の方もいる場合は、午後4時頃までかかるそうです。
沖縄から次の目的地の福岡へ
今回、わずか6日間という短期間で小型船舶一級+小型特殊の2つを取得できたため、非常に充実した日々を過ごせました。すべてのカリキュラムが終了後、沖縄マリンから南方向にある「泊いゆまち」などにも行き、海産物を味わいました。
また、終了した後に気づいたのですが、ミスター金城さん以外にも、マンゴーリゾート沖縄那覇というホテル(ゲストハウス)も非常にコスパが良いです。ミスター金城さんよりも少し歩きますが、静けさや快適性(室内に洗濯機と乾燥機付き)が非常に高いです。
しかも、一週間以上で適用される長期プランの場合、一泊の宿泊費が非常に安くなります。安謝のバス停からも比較的近く、沖縄マリンさんへの移動距離の点が少し長くなる点を除けば、とても満足できるホテルだと思います。ぜひ、お試しください。
10月22日に免許証明:発行
10月24日:免許証が到着
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