【30代後半の男性】年収や貯金は? 人と比較するのは無意味だと思う!

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30代後半にもなると、社会に進出して約20年。右も左もわからない新人から、今では、中間管理職で働いている方も多いでしょう。残業の日々を送る中、次の昇給に期待して必死に働きます。

そんなときに、ふと疑問に思います。

「俺の年収って低い?高い?」

そこで、今回は、30代後半男性の年収(平均・中央値)、貯金(平均・中央値)、手取り等をご紹介していきます。

30代男性の年収は?

基本的にネット上で紹介されている「●●代の年収~」等は、現実離れしていると思います。東京などの都市部の賃金と地方の賃金が違うのは当たり前です。生活コストが違うわけですから。

また、新卒後、順風満帆にキャリアを重ねたエリートと、新卒後、数年で退社をしている人でも大きな違いがあります。ネット上の平均年収等が自分より高くても聞き流せば良いと思います。

結局、現在の年収が、あなたの現実であって、ネット上の平均年収や貯金等と比較しても無意味です。単なる空想の世界と比較しているだけと考えれば、おのずと心もノーダメージです。

東京住み・30代後半の平均年収は500万円

とはいえ、平均年収が気になるのは、仕方がないですね! ここで参考程度にお伝えします。

  • 東京住みの30代後半の平均年収は、500万円前後
  • 中央値は、30代後半で300万円前後

その他、ある統計データによると、一人暮らしの30代の平均貯金額は、600万円前後、投資等を含めた額は900万円とのことです。

30代の男性の年収分布

  • 400~500万円未満 → 25.2%
  • 300~400万円未満 → 22.5%
  • 500~600万円未満 → 20.2%

年収400万~600万円の所に約7割くらいが当てはまるようです。

情報元:転職Hacks

上記の平均値や中央値を比較して、いかがですか? 高い? それとも安いでしょうか?

年収と手取りの関係

ここで税込み年収と手取りについての興味深いデータをご紹介します。一見、多く見える年収も実際に手元に残る年収で考えると、非常に低くなります。

では、年収と手取りは、どういう関係になっているのでしょうか? それを計算したのが以下の表です。

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例えば、一番上の行は、税込み年収300万円は、最終的に、236万円前後しか残らないです。つまり、300-236万円=64万円が●●代~等として引かれるのですね!

この引かれる額の項目には、次の物があります。

健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税(300万円の場合は、この合計が64万円)また、39歳と40歳の違いは、介護保険料の有無です。40歳以降は、あらたに介護保険料が徴収されます。

平均すると、年収の22%~30%は、国に没収されます。

例:日給一万円の労働をしている方は、一日働いても7000円

*下記は、各種、個人的な控除等を含めていないです。

月収 年収 手取り(年収) 控除率
39歳以下 40歳以降
25 300 236 234 22%~30%位
34 408 320 317.6
50 600 459 455
59 708 530 525.6
67 804 592 587
84 1008 730 724

年収に関する私見

いかがでしょうか? 皆さんの年収と比べて高いですか? それとも低いですか?

低いと感じた方は、ある種の安心感を覚えたはずです。高いと感じた方は、自分を卑下する気持ちで一杯です。しかし、記事の冒頭でも申し上げた通り、平均的な年収を知っても無意味だと思います。

例えば「社長、30代の平均年収は●●円だそうです。私の年収も上げてください!」と要求して賃上げしてもらえるなら、他社と比較しても意味があります。ただ、そんなことは、よほど、特別な才能がない限り、0.001%も無理ですね!

やはり、普段の生活圏とは全く別な人と比較しても無意味だと思います。むしろ、労働意欲の低下につながります。自分の「リアル」を大切にした方が良いと思います。

異性との交流の中で年収を気にするだけ!

普段の生活の中で年収の話をするのは少ないです。もし、人の懐事情をズケズケと聞いてくる無礼者がいるなら、そんな人との交友はすぐに辞めるべきだと思います。

唯一、年収について話す機会があるのは、自分のパートナーだと思います。それも自分の生活とかかわる人だけです。その他の「部外者」に、年収等の話をするのは稀です。

ですから、あまり他人との年収、ご自身の立ち位置等を気にする必要はないと思います。

結局、サラリーマンなら、どんなに上にいっても1000万くらいが限界だと思います。そこから先は、専門性が高いサラリーマン、起業家、投資家くらいしかいないです。普通のサラリーマンなら、多少年収の差があっても「一般サラリーマン」のくくりです。そこに優劣はないと思います。

したがって、もし、サラリーマンとしての年収に不満があるなら、給料とは別の収入(事業所得)を増やす方が良いと思います。サラリーマンとしての賃金が上昇する確率よりも、自ら事業所得を作った方が年収がアップする確率の方が高いと思います。

もう他人と無意味な比較をして優越感や絶望感を味わうのをやめませんか? 人生にとって何も良いことはないと思います。

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