海外の移動手段で活用するのがタクシーです。中でも東南アジアの国々では、公共の鉄道以外であれば、タクシーを選ぶ方が多いかと思います。タクシーを選ぶときに心配なのが「オーバーチャージ(ぼったくり)」です。見知らぬ土地であるにも関わらず、メーターを使わないなど、様々な不安があります。
そこで今回は、タクシーに関する不安を解消してくれる「Uber(ウーバー)」の使い方をご紹介していきます。結論を先に申し上げると、発展途上国に行くほど、ウーバーを使うべきです。特に次のような方は、様々な意味でウーバーを活用した方が良いです。
- ぼったくりに遭いたくない
- 運転手との交渉をしたくない
- 移動のための交渉は無意味であると考える人
- 適正な価格で移動したい
バングラでUBERを使う
インドの右隣り、タイの北部にバングラディシュがあります。近年は、大手衣料メーカーの工場が建設されて、繊維などが盛んに輸出されている国です。そんなバングラの移動手段には、タクシーの他、リキシャ、CNG、鉄道などの乗り物があります。
- リキシャ:自転車で乗客を引っ張るタイプ
- CNG:緑色の小さな車(天然ガスで走行するタイプ)
移動の部分を含めて観光として楽しみたい方は、リキシャやCNGを利用するといいです。しかし、何らかの目的(仕事など)でバングラに来ているときは、移動の度、交渉やオーバーチャージされる心配をするのは面倒です。そこで、UBERをお勧めします。
UBERとは?
UBERとは、一般のドライバー(UBER認証)と移動したい人をアプリ上で結ぶサービスです。具体的には、UBERアプリを使い任意の場所を指定する→UBERがシステムを使い、最寄りのドライバーを選定→選定されたドライバーが迎えにくる→指定の場所へ届ける→完了という仕組みを提供しています。
かなり作りこまれたシステムであり、依頼者側の不安心理をなくす仕組みがいくつもあります。特に私がメリットを感じたのは次の4つです。
UBERのメリット
- 移動の前に、料金の確認ができる。
- アプリ上で乗車場所と下車場所を指定できる
- 一切、現金のやり取りをしなくてもいい
- 無意味な交渉をしなくてもいい
1.移動の前に料金の確認ができる。
ウーバーは、アプリで地点間を指定すると、移動するのにかかる費用が表示されます。現地についてから料金がわかるのではなく、事前にわかるのが良いです。
2.アプリで乗車場所と降車場所を指定できる
アプリ上で自分が乗車する場所と降車する場所を自由に選べます。地点の指定は、地点名などの他、地図上でピンをドロップすることでもできるため、操作性も高いです。
3.一切、現金のやりとりをしなくても良い
実際の所、このメリットが一番大きいです。少し失礼な言い方になるかもしれませんが、米ドルやユーロなど主要国以外の現金ほど困る物はありません。私自身、何カ国も訪問していますが、なるべく「無駄な現地の現金」を持たないようにしています。
ただ、この場合、どうしても少ない現金になってしまうため、移動費や宿泊費などは、なるべく「現金以外」で決済するように工夫をする必要があります。UBERは、オンライン上でクレジットカード決済ができるため、タクシー代として現金を支出する必要はありません。
4.無意味な交渉をしなくてもいい
バングラをはじめとした発展途上国は、どれだけ外国人から「オーバーチャージできるか?」を考えています。あまり信用できない人ばかりです。乗車の都度、メーターを使って~や、どれくらいの料金がかかるのか?など、監視するのも疲れます。このような無意味な交渉も排除できるのがUBERの魅力です。
以上、4つがUBERを使う上でのメリットです。
ウーバーの利用で必要な物
ウーバーを利用するときは、次の3つが必要です。
- アプリ
- 現地の電話番号
- クレジットカード
ウーバーのアプリは、アップストアやグーグルプレイで無料でダウンロードできます。日本にいるときに、ダウンロードして初期登録を済ませておきましょう。また、実際に現地でウーバーを使うときは、現地で有効な電話番号が必要です。現地の空港やコンビニなどで販売されているシムカードを入手しましょう!
最後のクレジットカードは、タクシー代金の決済に使います。UBERは、お客と運転手との間に、現金のやり取りは、一切ありません。必ずウーバーを通して決済します。このときに、クレジットカードを使います。
以上、3つの準備を済ませます。上記の準備ができているる前提で、実際にウーバーの使い方をご紹介していきます。なお、今回は、バングラでのUber活用で説明していますが、その他の国でも同じ手順で使用できます。
UBERの使い方
まずは、登録が完了したウーバーを開きます。行先は?の部分をタップします。
行先の地名がわかれば、赤枠部分に入力。地名ではなく、任意の場所を選びたいときは、画面下にある「地図上でピンを…」をタップします。ピンメニューは画面下に隠れています。(表示されているいくつかの地点候補の下)
赤枠のピンの部分を自由に動かします。ピンの場所の指定が終わったら、画面下にある「完了」を押します。
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このとき、電話番号の認証を終えていないと、このような表示がでます。もし、この画面が表示されたらUBERの設定画面に行き、SMSによる電話番号の認証作業をしましょう!
次に車種を選択します。通常は、Uberxを選べばいいと思います。料金を安くしたいときは、二輪も選べます。バングラは、非常に交通が荒いです。四方八方から、我先にと、クラクションを鳴らしながら突入してくる人ばかりのため、できれば四輪をお勧めします。
次に乗車位置を選びます。画面上にあるピンを自由に動かしてください。ピンを指定した後、表示される地名を確認したら、配車確定ボタンを押します。
Uberのシステムが自動的に検索をして、最適なドライバーを選びます。数十秒後、選定されたドライバーがこちらに迎えにきます。バングラでは、この向かいに来るときに「どこへ行くんだ?」と確認の電話をしてくることが多かったです。いやいや、アプリを見ろよ!という感じですが….汗
ドライバーの熟練度が低いと、このような無駄な確認電話をしてくる可能性もあります。ただ、聞かれることは「どこにいるんだ?」「どこに行きたいんだ?」の2つくらいですから、特に不安になる必要はないです。
下の画面でいうと、緑丸が私。赤丸がドライバーです。地図上で両者の位置関係を確認できます。また、画面下にある赤枠部分には、到着するドライバーの顔写真、車番、車種などが表示されています。
車が到着しました。ドライバーと車種、ナンバーなどを確認します。
乗車が始まりました。ルート情報、到着時間などもすべてアプリ上で確認ができます。運転手は、このルートに沿って走行することが義務付けられています。
もし、万が一のことを考えて、自分の位置情報を誰かと共有したいときは、画面下にある赤枠部分を押します。
赤枠部分にあるシェアボタンを押しましょう。また、複数の人と割り勘をしたいときは、割り勘ボタンを押します。
到着後のこと
現地に到着したら、運転手に挨拶をして下車します。すでにウーバー内で乗車料金を支払っているため、無駄な支払いは不要です。「Thank you」といって下車するだけです。(チップなども渡しません)
乗車が完了すると、すぐにウーバーからのドライバーへの評価メールが届きます。私は、よほど、悪い印象でない限り5点を押すようにしています。それが彼らへの最高のチップになると考えているからです。
以上、バングラディシュにおけるUber実践記でした。移動するためだけに煩わしい交渉をしたくない人は、Uberは最高に使えるアイテムです。もちろん、直接、交渉した方が安いこともありますが、私は交渉による不透明な価格より、クリアに提示されている価格の方が好きです。
そして何より、そんな無駄な部分で自分のエネルギーを使いたくないです。これが私がUberをお勧めする最大の理由です。もし、私と同じような考え方の方は、Uberをお勧めします。
まとめ
- 発展途上国のタクシーは、何かと疲れる。
- メーター不正など、オーバーチャージされる可能性あり
- 無意味な交渉を避けたいときは、Uberがお勧め!
- Uberを使えば現金不要、事前決済が可能になる。
マレーシア・ペナンでウーバーとGrabを使って、ぼったくりタクシーを撃退!
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