タイ人の仕事ぶり!? 従業員を教育するには?

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タイでお店を開業する場合、当然、タイ人を雇入れます。その際の注意点はいくつかありますが、もっとも大切なのは、日本人の感覚でタイ人を見ないことです。日本人とは性格も仕事への取り組み方も大きく違います。タイ人ならではの個性があります。これを見失うとタイ人を理解することは出来ません。今回は、タイ人を雇う際のポイントをご紹介します。

タイでは、従業員を余分に雇うのが普通

一度バンコクに来て、タイ料理店などで食事をした方なら、ふと疑問に思ったことがあるでしょう。“あれ、店員の数が多いなあ”。日本と比較すると、タイでは従業員を多く雇う傾向にあります。人件費が安いのはありますが、一番の問題は、すぐに辞めてしまうからです。総じて仕事への熱意が低く、嫌なことがあったり、つまらないことがあったりすると辞めてしまう人が多いのです。

タイ人はあき性で、継続出来ないとも言われています。このタイ人の性格を知っているからこそ、オーナーや店長は従業員を余分に採用しています。“この位の仕事なら、雇うのは1人でいいか”ではなく“1人でもいいけど、念のため2人雇うか”。このように物事を考えています。辞める場合も、一月前に言うのではなく「今週で辞めます」と、突発的で自分本意な行動が目立ちます。余分な人材は、急なためにも必要なのです。

タイ人を例にすると、1+1=2ではない。

1人で出来ることを2人や3人でやるのもタイらしいです。例えばセブンイレブンの仕事。レジは通常2つか3つあります。3人いればレジを回せますが、そこに5人いることもタイでは珍しくありません。他の2人は何をしているかと言えば、ボーっと見ているだけです。たまに温めるものがあるとレンジ担当になりますが、その他はいるだけです。

窮屈なレジ内に5人もいて、2人は戦力と化していないのです。また店内には、商品の補充や管理をしている従業員が他に2人位います。このような仕事環境は結構普通で、タイ人の知人は自分のお店を例にしてこう言いました。

「タイ人を雇い、もう一人雇っても倍の力にはならないんだ。1+1=2ではなく、1だったり0になる場合もある」なかなか含蓄のある言葉で納得しました。「1人で出来ることは、1人でやる」この教育をタイ人に徹底していきたいものです。

しっかり教育されているお店は、サービスの質が違う。

従業員への教育がしっかり行き届いているお店は全く違います。例えばMKレストランです。日本の「すき焼き」をモチーフにした鍋料理のお店で、日本を参考にお店をつくっているのがわかります。「タイのすき焼」として有名で店舗も多く、観光客もよく入店しています。

店内はそれなりに広く、団体客が目立ちます。従業員はあちこちでオーダーを取り、料理を運んだり片づけたり、新たに来た客を出迎えたり店内をぐるぐる動きまわっています。“これがタイ人か?”と目を疑うほどよく働き、見ていて頼もしいです。また、来店した客にはしっかり挨拶しています。

タイでは、客が来ても挨拶が出来ないお店はたくさんあります。このお店には店頭を受け持つ従業員がいて、客を出迎え、満席の場合はいつ空くかなどしっかり対応しています。挨拶の大切さを知っているお店は、客としてもありがたいです。人気のあるお店は、タイのやり方に固辞するのではなく、外国の良い点を柔軟に受け入れて従業員を教育し、お店をつくっています。

信頼できるタイ人のリーダーを選定しよう。

お店を上手にまわしていくには、こんな方法もあります。従業員の中から、リーダーを選定して、ある程度彼にまかせてみることです。外国人オーナーの言うことには聞く耳を持たないが、タイ人のリーダーが言えば従う。そのような従業員は多いです。

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リーダー選定にあたっては、長く働いている人で出来れば女性がいいでしょう。一般的にタイ人は、男性は働かず女性が働く傾向にあります。自分の考えを聞かせ、彼女に従業員への指導をしてもらうのです。毎日、彼女から今日はどんなことがあったかを報告させ、もし問題があれば一緒に考える。他の従業員との扱いに差を持たせ、特別であることを彼女に意識させましょう。片腕になってもらうわけです。

「私、ここ長いから、日本人の社長にリーダーになるように言われたの。大変だけど、給料が上がるのよ」と知り合いのお店の彼女は喜んでいました。実際、新人の従業員がおっかなびっくりした感じでオーダーを取りに来たとき、付き添ってあれやこれや指示していました。まかされたら意気に感じるタイ人女性は多く、やってくれます。ただし、まかせっきりでは危険ですので監視は絶対に必要です。

タイ人が最も大切にするサバーイの精神

タイ人が働くお店を選ぶ際、いかに自分が快適でいられるかを求めます。タイ語で言う所の“サバーイ”です。タイ人の精神を表現した言葉で、生きていく上でタイ人がもっとも重視することです。“快適で楽しい人生”の意味合いです。

その基準は給料がいいこと、仕事がラクなこと。それ以外に大きな理由があります。友達と一緒に同じお店で働くことを好みます。知人友人のいないお店では働けない子が多いのです。自分の知っている人がいないと “快適”ではない。そのためすぐに辞めてしまいます。“サバーイ”ではなく“マイ・サバーイ”なのです。

タイ人の特徴を理解してか、実際に知人や友達同士、同じ田舎出身の子のみを雇っているお店も結構あります。日本では考えられないことですが、自分にとって快適かどうかがタイでは重要なのです。従業員を雇う上では、このサバーイ精神を知っておいてください。

*タイ語の「マイ」は否定の言葉です。

ときには従業員に妥協することも大切

“サバーイ”精神のタイ人ですから、楽しいことは大好きです。特に4月のタイのお正月「ソンクラーン」の水かけ祭りは、タイ人にとってメインイベント。仕事なんてやっていられません。この時期にお店をオープンしていても、従業員の多くは欠勤します。

一方で外国からの訪問客も多い時期で、お店としては是か非でも営業を続けたいでしょう。知人の料理店のオーナーは、従業員を前にこう提案しました。

「明日からお正月だが、お店は明日半日だけ営業する。明日だけ、皆、仕事だ」これにはタイ人も納得して、半日だけですがしっかり働いたそうです。その営業時間、やはり客が多かったとのことです。このオーナーは、タイ人にとってお正月がどれほど大切かをよく知っていたので、出来た判断でしょう。ときには妥協も必要で、いい効果を生む場合があります。

タイ語でのコミュケーション力を身につけよう

タイ人の教育以外に、オーナーが積極的に出来ることがあります。タイ語を習って、タイ語で従業員とコミュケーションをとることです。タイ語で話すことは、意思疎通を図ることだけではなく、タイの慣習やタイ人を知ることにもなります。タイ語を話せば、タイ人との距離は縮まっていき、着実に信頼を得ていきます。お店を成功へ導くための一つでもあります。タイ人を教育することは、自分から変わっていくことです。がんばりましょう。

まとめ

  • タイ人はすぐに辞めてしまうので、従業員は余分に雇う方がいい
  • タイ人のリーダーを選定し、お店をまかせてみる。まかせっきりは危険
  • 人気のあるお店は、教育が行き届いている。店員もきびきびしている。
  • 自分が快適かどうかで働く場所を考える。この“サバーイ”精神を知っておこう。
  • お店を上手にまわしていくには、ときには従業員への妥協も必要。
  • タイ語でコミュニケーションを図ることは、お店を成功へ導く一つでもある

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