10年ぶりに金持ち父さんシリーズの本を読んだ感想

人生に負けない知性

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「10年前に読んだ印象とはまるで違う」これが久しぶりに金持ち父さんシリーズの本を読んだ感想です。一言で申し上げれば「深い!」いや、深すぎると、私は思います。もし、あなたが金持ち父さんシリーズと聞いて「なんだか胡散臭い」「ネットワークビジネス」などをイメージしているのなら、もう少しだけ、この本に書かれている本質部分を見るようにした方が良いです。

なお、最初に申し上げますが、生業自由人は、ネットワークビジネスなどを一切推奨していません。また、全く興味がないため、お問い合わせフォームなどから、ネットワークビジネスへの勧誘をされるのはおやめください。

25歳から10年たった35歳が金持ち父さんシリーズを読むと….

正直に申し上げると、この10年間という月日は怪しいです。もしかすると、数年しか経っていないかもしれません。ただ、そんなことはどうでもよく、長い年月がたった後、同じ本を読み、どのような気づきがあったのかを共有したいと思います。

その前に、まずは金持ち父さんと貧乏父さんシリーズの本をご存知ない方のために、簡単ではありますが、要約をお伝えします。

金持ち父さんと貧乏父さんの要約

金持ち父さんと貧乏父さんは、ロバート・キヨサキ氏が書いた本です。本の中では、金持ち父さんと、貧乏父さんのお二方が登場します。金持ち父さんは、ロバートさんの友人の父親です。いわゆる経済的自由を確立した人として描かれています。一方、貧乏父さんは、ローバートの実の父として登場します。

実の父は、エリート階層をよじ登った人で、一般的には経済的な成功をおさめている人です。ただし、金持ち父さんのような経済的自由を確立した生活ではなく、労働者の枠の中での成功者です。この本は、そんな2人の父親の考え方の違い、そしてライフスタイルなどから、あなたの人生は、どうあるべきか?どうありたいか?などを考えさせられる本です。

この本の中で一貫して伝えられているのが「クワドラント」です。クワドラントとは、社会における自分の「収入源による立ち位置」のことを指し、本の中では、次の4つがあるとされています。ロバート氏は、金持ち父さんシリーズの本の中で、人生は、BまたはIに立つべきだとしています。

昔からよく聞く「良い学校に行きなさい」「良い企業に入りなさい」「社会保障が安定している所に入りなさい」などの価値観は、すべてEタイプに属する人が目指すべき物であり、それを社会全体が「良いこと」だと信じ込んでいるため、広く浸透していると伝えています。

しかし、実際は、Eタイプに属する人ほど、不安定なことはなく、他人の考え方に、自分の人生のすべて委ねている危ないタイプと伝えています。つまり、一見すると、安定しているように見えて、実は不安定であるのがEタイプの人々です。

Eタイプ労働者タイプ・良い学校に行き、良い大企業に入ることを良しとする層
Sタイプスモールビジネスタイプ(自分が組織の一員として働かなくてはならないビジネスオーナー)*医者など
Bタイプビジネスを所有するタイプ・ビジネスを自分のために働せている層
Iタイプお金がお金を生む仕組みを所有するタイプ いわゆる完全な経済的自由人層

金持ち父さんシリーズの本は、このクワドラントの考え方を様々な方面から解説しています。さらに詳しい内容を知りたいときは、金持ち父さんシリーズの本をお読み下さい。特に、何だか「自分の人生がよくわからなくなってきた」と感じている人がいれば、これまでの価値観をぶち壊す良書だと思います。

金持ち父さんもかわいそう…なぜかネットワークビジネスのダシにされている!?

そんな金持ち父さんシリーズの本ですが、本質的な部分とは裏腹に、何だか怪しい団体の「ダシ」に使われていることが多いです。インターネット上で金持ち父さんを検索してみると「怪しい」や「ネットワークビジネス」または「キャッシュフローゲーム大会」などのキーワードがヒットします。なぜ、このようなことになってしまったのでしょうか?

これらの団体を詳しく調べてみると、金持ち父さんシリーズで書かれている内容を独自に曲解して、キャッシュフローゲーム大会からネットワークビジネスへしつこい勧誘をしています。勧誘に驚いた人達がネット上に「金持ち父さん=ネットワーク=怪しい」などの情報を載せるようになっため、金持ち父さん自体も怪しい存在になってしまったのです。

しかし、これだけは、はっきりと言えます。確かに金持ち父さんは、著者の中でキャッシュフローゲームやネットワークビジネスを紹介しています。しかし、それをそのまま鵜呑みにして実行したとしても、金持ち父さんが伝えたかった本質を理解することはできないです。それが10年ぶりに金持ち父さんシリーズの本を読んだ者としての結論です。

10年前に読んだときの感想と今ではまるで印象が違う!

10年前の私といえば「何かを始めたい。でも何をしたらいいのかわらない」そんな状況に立たされていました。そんなときに出会ったのがロバートさんの金持ち父さんシリーズの本です。当時は、この本の中に書かれていることを深く理解できませんでした。

例えば、ロバートさんが著者の中で書いている「不動産投資をしなさい」「キャッシュフローゲーム大会をしなさい」などの文章を読めば「不動産投資をすればいいんだ~」や「キャッシュフローゲームをすればいいだ~」など、書いていることをそのまま実行すれば良いと、その本質をみることなく受け取っていたことが多かったです。

しかし、同じ本を10年ぶりに読んでみると、書いている内容が違う物のように感じます。本当に不思議です。当時は、そのまま読み飛ばしてしまう部分でも「これわかるわ~」と共感できる部分が多いのです。

例えば「不動産投資をしなさい!」というのは、不動産投資を勧めているのではなく「自分のクワドラント上の立ち位置を知り、望むべきポジションの思考、収入の源泉を手にすること」の重要性を伝えています(予想)別に不動産投資をすることや、ネットワークビジネスを勧めているのではなく、あくまで思考の部分を切り替えることの大切さを説いているだけだと思います。

その他、私が共感できる個所は、次のような部分です。なお、以降の引用元は、すべてロバートキヨサキさんの「21世紀のビジネス」の中で書かれている文章です。また、引用に対する見解は、現時点の私のレベルから考えられることです。数年後、この記事を読み返したとき、また違った印象を受けることも十分に考えられます。

収入の額より重要なのは、その「質」だ。言い換えると、いくら稼ぐのかではなくどうやって稼ぐか?どこから収入が入るのかが重要だ!

これは、どのクワドラントに属しているのかを認識して、収入の質を意識することの重要性を説いています。

例えば、同じ一円を稼ぐときであっても、労働者であるEの立場であれば、労働収入として得ることになります。自分の時間を切り売りした結果、一円という報酬を受け取ることですね。一方、BやIに属する人は、この一円を得るために、自らの時間を割きません。自分の資産に、働かせて一円を稼ぎ出します。これが収入の質です。

金持ちになりたかったら、今いるところから動かなければいけない。新しい仕事は必要ない。あなたの必要なのは新しい「住所」だ

同じく、どこのクワドラントに属しているのかを意識しなさい。もし、現状を変えたいのであれば、Eの中で移動する(仕事を探すこと)のではなく、クワドラントの住所を変更することが重要です。今、働いている仕事を別の仕事に変えたとしても、クワドラントはEのままであり、現状とさほどかわらないということです。

ポイント:仕事を変えるのでななく、クワドラント(住所)自体を変えることが重要 例:Eタイプ→Bなど

経済的に自由になるのはお金は必要ない、正式な教育も必要ない。それならば何が必要なのだろう? それは夢、強い決意、短期間で学ぶ意欲。そしてキャッシュフロー・クワドラントのどのクワドラントで自分が活動しているのかを認識することだ!

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いい大学を出る。いい企業に勤める。それらの価値観は、一生Eに属するところで生活することが前提です。もし、このEの住所から変更する(経済的に自由になりたい)のであれば、必要なのは、強い意思、そして学ぶ意欲です。この強い意志の中には、あなたの周りにいる、多くのEに属する人の価値観をはねのけることも含まれています。

例えば、「そんなの危険」や「世の中、そんなに甘くない」と説教をしてくる人は、Eタイプで一生を過ごしている人に多いです。一言でいうと、自ら「井の中に蛙状態」でありながら、あたかも「外の大海」を知っているがごとく人生を語る人たちです。このようなタイプの人は、友人、両親関係なくいます。

そんなEタイプに属している人と、Eから抜けたいあなたの価値観があうことはないですね。誰が考えてもわかります。つまり、そのような環境から抜け出るためには、何が何でもEを抜け出すという強い信念が必要です。

よく注意して聞いてほしい。仕事について働いているとき、あなたは確かに資産を築いている。ただその資産があなたの物ではないというだけの話。

これは、Eタイプに属している人が、どのような立ち位置にいるのかを端的に説明している文章です。とても失礼な言い方をすれば「誰かのコマになっている」ということです。もちろん、Eタイプで働くことを下に見ているのではありません。少なくでも、経済的に自由になりたいと考えている上では、Eは適切ではないということです。

どんなにキレイな言葉で飾ったとしても、本質的な部分でEタイプを語れば、誰かの資産をせっせと築いていることに他なりません。会社でいえば、あなたの会社の社長、取り締まり役、または、その会社の株主の資産を築くために、あなたは、二度と戻らない人生の時間を切り売りして、その対価としてわずかな賃金を受け取っているのです。少し残酷ですが、これが現実です。

世の中の大部分の人に必要なのは、不労所得を作り出すことになる道だ。

これもよくわかります。自らの作り上げたビジネスで一円を稼ぐことと、労働による一円は、天と地ほど違います。労働収入しかない時点で、不労所得をどうこうと語る資格はないです。そして、この自らのビジネスでも質が大切だと思います。その一円を稼ぐために、自分の時間を切り売りしているのであれば、それは不労所得とは言えないです。

例えば、一般的に高所得と言われる弁護士、医者や公認会計士などですね。これらの方は、確かに高学歴で高い地位にある方達ですが、自らが働く必要があることに変わりはないです。不労とは、自分の時間を切り売りすることによる収入を得ないことです。そして、この不労を作り上げる道を考えることが重要だと伝えています。

*別に不動産投資やネットワークビジネスをしなさい!とは言っていないです。

富の形成は、一方の得点が他方の失点となる「ゼロサムゲーム」ではない

これは、勇気をもらう言葉です。どことなく世界にあるお金の総量は決まっていて、誰かが富めば、その分、誰かが貧乏になると思いがちです。しかし、実際は、このようなゼロサムゲームではなく、あなたが富んでも、私が富んでも変わらない。だからこそ、本当に富を得ている人は、そうではない人に、利害が関係ないアドバイスができるというこですね。きっと、ロバートさんもこの考え方が基本となり、本をお書きになっているはずです。

あなたのポケットに入るお金を生み出しているのか、あるいはあなたのポケットからお金を取っていくのかが問題だ

「持ち家や自家用車は、資産なのか?負債なのか?」意見が分かれやすい部分ではありますが、この点もすっきりと解説をしています。

金持ち父さんの中では、資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれる物。負債とは、ポケットからお金を取っていくものだと言っています。この観点で考えれば、持ち家も、自家用車も間違いなく「負債」に該当することがわかります。もちろん、家を貸して賃貸収入を上げたり、自動車に人を乗せてお金を取っていたりするのであれば、それは資産です。

ポケットにお金を入れるのか? それとも出すのか?

この観点だけで、今一度、自分の「資産」を見つめ直すと、ほぼ資産と呼べる物は、ないことがわかります。もちろん、この考え方に共感できない方もいらっしゃいます。

例えば、持ち家であれば、ローンが完済した時点で自分の物になる!という人がいます。しかし、それは、本当に正しいのでしょうか? 家を購入するときに、35年ものローンを組み、銀行と建築会社を儲けさせるために、あなたの102200時間も貴重な時間を提供しているのです。しかも、ローンが終った35年は、何歳になっているのでしょうか?

住宅ローンというのは、日本政府や銀行などが仕組んでいる景気刺激策です。住宅ローンが終り、ほっとしていると、今度は、資産を売却や相続の準備の話になってきます。これらはすべて仕組まれている物であり、これに気付くと、一体、何のためにいきてきたのか?と疑問に感じるはずです。

関連記事:35年地獄ローン/マイホームで後悔する前に必ず知っておくこと

キャッシュフローとキャピタルゲインの違いを理解する必要がある。私だったら「牛」を売らずにミルクを売る。

キャピタルゲインとは、何らかの資産を売却して儲けることです。一方、キャッシュフローとは、資産を所持したまま「資産から生まれる果実」を取ることを言います。少しわかりずらいため、牛に例えて説明しましょう!

牛は、肉牛としても販売できますし、牛からとれるミルクを販売することもできます。この場合、牛を肉として売ってしまうと、一時は、いくらかのキャッシュが入ってくることなりますが、それ以降は、一切、お金が入らくなくなります。これがキャプタルゲインであり、資産を「ころす」ことです。

一方、牛からとれるミルクを販売するときは、いかがでしょうか? この場合、一時にまとまったお金は入らないもの、以降もずっとお金が入り続けます。これをキャッシュフローと言います。金持ち父さんは、キャピタルゲインでなく、このキャッシュフローを様々なところから作ることをお勧めしています。

世界で金持ちの人は、ネットワークを作る。その他の人たちは、仕事を探す。

多くの成功者は、ネットワークを作る一方、成功していない人は、仕事を探します。これは、先ほどから申し上げているEタイプに属することの弊害を指摘しています。また、ここでいうネットワークとは、ネットワークビジネスなどを指すのではなく、富を創造するための様々なネットワークだと解釈しています。

例えば、それが人脈のネットワークかもしれませんし、自分の時間を割かなくても、勝手に収益を運んでくれるネットワークなのかもしれません。成功してない人は、そのネットワークの中に組み込まれている「仕事」を必死に探そうとします。これが金持ちと、そうでない人の特徴だと言っていると解釈しています。

以上が金持ち父さんシリーズの本を読んで共感できる点です。もちろん、この意見に共感できないことも多いかと思います。ただし、ここで記述しているのは、ある一人の男が「金持ち父さんの本を読んで感じたこと」に過ぎません。読む人が変われば、当然、解釈の仕方が変わってもおかしくないと思います。

ぜひ、あなた自身でも、金持ち父さんシリーズを読まれると良いと思います。

理想のクワドラントで活動しているメンターを見つけること

金持ち父さんシリーズの本を読んで最終的に感じたことは、結局、何かを実現したければ、すでにそれを実現している人に近づくしかないと思います。金持ち父さんシリーズの本の中では、この存在を「メンター」と呼んでいます。もし、あなたがEタイプではなく、他のタイプに属したいのであれば、すでにそれを実現している人にコンタクトをとった方が良いと思います。

どれだけ相談をしたとしても、その相談相手が「Eタイプ」に属している時点で、あなたが希望する生活を実現するための適切なアドバイスは返ってこないです。しかし、だからと言って、メンターであれば誰でも良いかというと、そうではないです。記事の冒頭でもご紹介した「ネットワークビジネスに組みこうもとする自称・経済的自由人」がいるからです。

特に最近は、仮想通貨関連のネットワークビジネスが流行っているそうです。「今しかない!」や「経済的自由人になろう!」などという甘い言葉に惑わされるのでなく、今一度、金持ち父さんが伝えたかった本質部分の理解を目指した方が良いかと思います。少なくても、私自身は、自分のビジネスによって「一円」を稼ぐことができていますので….

まとめ

  • 金持ち父さんシリーズの本は、奥が深いです。
  • 内容を理解したつもりで読んだとしても、数年後、また、別の何かが見えてくることが多いです。
  • 表面的に書かれていることをそのまま解釈するのでなく、その先にある物を理解することが大切です。
  • 少なくても街中で流行っているキャッシュフローゲームへの参加はやめた方が良いです。

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