人件費の上昇などにより、中国→インドネシア→ベトナム→バングラディシュと工場が移転していると聞きます。最近では、商品ラベルに「MADE IN バングラディシュ」を目にする機会も多いです。このような流れもあり、バングラディシュに注目される方も多いかと思います。
そこで、この記事では、バングラに入国するためのビザの申請方法(オンライン取得)を説明していきます。
バングラディシュのビザをオンラインで申請する方法
バングラディシュに入国するには、観光、ビジネス目的問わず、ビザが必要です。日本のパスポートは、ほとんどの国でノービザで入国できます。しかし、バングラディシュの場合は、この日本パスポートであってもビザが必要です。バングラディシュのビザには、観光と商用、さらに30日、60日、90日用などがあります。
バングラディシュのビザを取得する方法はいくつかあります。最も手軽な方法は、パソコンからオンラインで申請をした後、代行業者にビザのピックアップを依頼することです。代行業者に頼むと、東京の大使館で発給されたビザを依頼者(私たち)へ発送してくれます。つまり、ビザ自体の申請料金は無料。発給されたビザを自分に取り寄せるために代行料がかかります。
- ビザの種類観光:30日、60日など
- 申請料金:無料
- 業者の代行料金:発給されたビザのピックアップ&送付(3000円)
- 所要日数:約6営業日
ポイント
- ビザは、オンラインで申請後、東京の大使館へ取りに行く必要がある。
- ビザ自体の申請料は無料。ただし、ビザをピックアップする代行料が必要
ビザの申請に必要な資料
ビザの申請に必要な資料は、次の5つです。なお、2018年11月24日の発表によると、ビザの申請にあたり、英語で作成した「在職証明書」の提出が必要になりました。
- パスポート本体
- 写真
- 航空券または、Eチケットの手配書の控え
- 英文の在職証明書
- 申請書をプリントアウトした紙
英語で作成した在職証明書のひな型です。後述する代行業者の「どんぐりツアー」さんに依頼すると、送ってくださいます。自身の情報へ変更した後、印刷します。その後、印刷した書類のサイン欄に署名すれば、在職証明書の完成です。
以上、5つの資料をそろえた上で代行業者に送付します。
ビザの取得方法(オンラインで申請)
それでは、早速、ビザのオンライン申請をしていきましょう。オンライン申請から、ビザの受け取りまでは、次の通りです。なお、以降の記事は、すでに航空券を取得されていることが前提です。
- 業者に申し込み申請をする。
- オンラインで申請する
- 申請関係の資料を業者に送付
- 業者が大使館へ受け取りに行き、返送してくれる。
1.業者に申し込み申請をする。
まずは、代行業者に依頼します。代行業者さんも様々ですが、今回は、最も安い「どんぐりツアー」さんにお願いしました。後述する「オンラインビザ申請」を自分ですれば、3000円+送料で代行してもらえます。面倒なオンライン申請もすべて任せたいときは、この申請も「どんぐりツアー」に任せられます。実際、インターネット申請はエラーになることが多いため、オンライン申請も任せた方が賢明かもしれません。
2.オンラインで申請する
2つの注意点
代行業者に依頼が完了したら、バングラ政府が運営する「オンラインビザ申請サイト」に移動します。なお、オンライン申請するときに2つの注意点があります。
- ブラウザをインターネットエクスプローラーにする。
- 慌てない。エラー画面になってもパニックにならない。
1.ブラウザをインターネットエクスプローラーにする。
ビザの申請サイトを利用するときは、ブラウザをインターネットエクスプローラーにしましょう。なぜか? とにかく、すぐ落ちます。システムが脆弱すぎます。次に行くボタンなどを押したとき、なるべくスムーズに移動したいのなら、インターネットエクスプローラーをお勧めします。
2.とにかく慌てない。エラー画面になってもパニックにならない。
オンライン申請サイトは、とにかく非常に遅いです。OKやSAVE、ネクストなどを押したときに、次の画面に移動する時間が非常に長いです。運が悪いと、ボタンを押した後、2分や3分ほど待たされることがあります。下のようなエラー画面が頻出するため、エラーになることを前提にして、操作をしましょう。多くの場合、エラー画面が表示される。もう一度、押す→成功 する場合が多いです。
特にステップ6から7に移行するときの時間が長いため、処理中に焦って別の操作をしないようにしましょう。仮に、完全なエラー画面になってしまったとしても、後述する復旧操作によって、入力した情報は保存されているので安心しましょう!
オンラインの操作方法
それでは、これら2つの注意点を頭に入れた上で以降の説明をご覧ください。まずはビザの申請サイトの以下の部分をクリックします。
普段使っているメールアドレスを入力します。同じ物を上下にお願いします。
上記の画面は、以下の表を参考にしてください。
Current….. | JAPAN | vontact no in bangra | 上記ホテルの電話番号 |
photo | パソコンに入っている写真を選択します。(最大容量に注意) | date oF birth | 誕生日 |
first name | TARO | sex | 性別 MALE=男性 |
last name | HUNADE | place of birth | 都道府県でOK? |
first name on visa | TARO | birth country | JAPAN |
last name on visa | HUNADE | present nationality | 自動入力 |
permanent address | 日本の住所 | nationality at birth | 自動入力 |
contact no | 日本の電話番号 | occupation | 職業 |
address in bang | バングラディシュの住所(ホテル *予定でもOK。とにかく何か入れる) | marital status | 婚姻状態 |
organization | 無記入でパス |
「NEW VISA APPLICATION」を選びます。
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これでビザ申請用のアカウントが作成されます。赤枠の中にIDが記載されているため、これをメモします。以降、万が一、エラーなどが発生したときは、この情報を使って、入力した状態を呼び出せます。→重要です!
パスポートの情報を入力します。下の画面で入力する内容は、すべてパスポートを見ればわかります。have you~の部分は「バングラに来たことある? もし、あるときは、最後のビザの情報を入力してね~」ということです。よって、have you~の部分でnoを選択した方は、下のビザの部分の記入は不要です。
Passport no | パスポート番号 |
Passport no | ORDINARYを選択 |
Passport type | 無記入 |
plece of issue | パスポートを発行した都道府県 例:AICHI JAPAN |
Date of issu | パスポートの発行日 |
Date of Expire | パスポートの有効期限 |
この部分は無記入でパスします!
duration pro~は、ビザの希望日数、Intended Number~は、入国回数です。一般的な方であれば、下記の通りです。
ビザの受け取り場所です。今回は、東京を指定しています。
一番と二番の部分にチェックを入れて次の画面に進みます。このタイミングが最も時間がかかります。次に遷移する画面を押しても、2~3分ほど、読み込む可能性があります。気長に待ちましょう!焦ると、さらにシステムが終わります。
2~3分待つと、ようやくこの画面が表示されます。入力した内容を確認しながら、画面を下に移動して、右下にあるボタンを押します。
右下にこのセーブボタンがあります。
この画面が表示されたら申請用紙の作成完了です。早速、作成した用紙をダウンロードして印刷しましょう。印刷し終えたら三枚の署名欄に、パスポートと同じサインをします。
申請中にエラーになったら?
申請途中にエラーになる可能性があります。全く動かなくなったときは、画面を閉じて、再度、ビザの申請サイトへアクセスします。
このアカウント情報を……
ここにいれてログオンします。すると、入力していた内容が保存されているはずです。
3.申請関係の資料を業者に送付
一連の書類を印刷したらローソンやミニストップなどで扱っている「レターパック510」で、代行業者に郵送します。ちなみに、このとき一緒に一枚の証明写真を送ります。証明写真は、写真屋さんに撮影を頼む場合は、2000円前後、自動写真機で撮影する場合は、1000円前後です。もし、この撮影代金を節約したいときは、コンビニなどで発行できる「ピクチャン」が便利です。
ピクチャンを使えば、スマホを使って撮影ができる上、たった200円で証明写真を手に入れられます。よろしければ、利用してみてください。
4.業者が大使館へ受け取りに行き、返送してくれる。
上記1~3で依頼側の手続きは、すべて終わります。あとは、代行業者がすべて行った上で、三~五営業日ほどで、ビザ付きのパスポートを返送してくれます。
まとめ
- バングラディシュに入るには観光・商売問わずビザが必要
- ビザの申請は専用の発給システムで行う。
- 発給システムは、とにかく反応が遅い。
- ビザの申請自体は無料。ただし、東京の大使館へ行く必要がある。
- 東京近郊以外の方は、代行業者が便利
- 代行業者を使えば、わずか3000円+送料で受け取れる。
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