「海外の不動産を購入したい!」と考えている方は、バングラデシュのダッカ周辺への投資を検討してもいいかもしれません。近年、ダッカでは、人口の増加と、海外政府や企業による投資の影響から、土地の価格がグングンと上がっています。
そこでこの記事では、実際に日本国籍を持ちながら、ダッカの不動産を所有している人に聞いたお話をご紹介したいと思います。なお、この記事は、特定の誰かを紹介する目的で書いたものではありません。したがってご紹介等も一切していません。興味があるときは、現地に足を運び、ご自身の責任で投資の検討をお願いします。
バングラデシュの不動産投資ビジネス
バングラデシュは、インドの東隣にある人口1憶6000万人を超える大国です。国民の内、およそ90%ほどがイスラム教を信仰しており、街の至るところからムスリム色を感じられます。
バングラデシュといえば、革製品、ジュート製品、ヘナ、各種織物の生産が盛んです。特に革製品については、主要な外貨獲得産品としても有名です。そんなバングラデッシュでは、周辺諸国と同じく経済発展が続いており、徐々に所得水準が上がっています。また、この経済発展に合わせて出てきた社会問題を解決するべく、政府主導で様々な公共交通機関の整備が行われています。
*昼夜を問わず、交通渋滞が続きます。
MRT6号線と高速道路網の建設
ダッカ市内の交通渋滞を緩和するために、市内の南北を縦断する「MRT6号線」や「高速道路の建設」が行われています。下の写真をご覧ください。こちらは、ダッカの北部にある「UTTARA(ウッタラ)地区」です。
ダッカ市内は、急速な都市化により無秩序に街が広がっているように感じます。しかし、このウッタラ地区については、セクターごとに非常にきれいに整備されています。MRT6号線は、このウッタラ地区に「DEPOT」を配置して、南にあるモティジール(商業の中心地)まで結ぶ計画です。
ウッタラ地区に配置されるMRTの駅は、3駅です。(ソース:JICAの資料)その後、南のモティジールに向けて13駅が設置される予定です。ウッタラ地区を一言で表すのなら「先進地域?」「新興地域?」です。少しダッカの外れにあるけれど、これから大いに発展してく可能性がある地域だと思います。
実際、騒々しいダッカであっても、ウッタラ地区に入ると、街並みが整然としています。また、少し人が少なくなるため、ダッカの中では、落ち着いた雰囲気を感じられる場所でもあります。
値上がりの状況
今回、日本国籍をお持ちでありながら、バングラデシュの不動産を所有されている方とお話をする機会をいただきました。その方の情報によると、公共交通機関の整備により、周辺の土地は、大きく上昇をしているそうです。
あえて具体的な数字で申し上げれば、1000万円を投資したら、翌年は、1500万円ほどになっている状況だそうです。もちろん、一等地であり、最もうまみがある土地は、すでに地元の有力者がすべて抑えてしまっています。しかし、一等地を除けば、まだまだ日本人でも参入ができる不動産はたくさんあると、おっしゃっていました。(ダッカは、日本人でも不動産の所有権をもらえる)
騙しも多いため注意が必要
今回、お会いした日本人の方にも、日本の投資家から多くの問い合わせが来ているようです。その中には、一度も現地の下見をせず、すぐにお金を投資しようとする方もいるそうで、非常に心配をしているそうです。
実際、外国人でも不動産の所有権を得られるとのうたい文句から、バングラの不動産投資関係の人から、騙される被害も後をたたないとのことです。ただし、投資する案件さえしっかりと選べば、大きく稼げる可能性は高いといいます。
といいますのは、現在、首都のダッカには、約1500万人の人がいます。これは、世界最高水準の人口密度であり、居住空間が非常に不足しています。この人口増加は、2025年まで続くとみられており、その頃には、ダッカ首都圏だけで2500万人の人口に達するといわれています。また、人口増加と併せて、GDP成長率は約6%であるため、生活関連物質から、衣食住に関わる全ての商品やサービスの需要が高まる見込みです。
*ウッタラ地区セクター9の建設現場です。北部方面に向けて高速道路が建設されています。
ウッタラ地区セクター9の隣の高速道路がどこまで延びるのかはわかりませんが、北部に広大な土地があることがわかります。
バングラ・ウッタラ地区界隈の状況(2019年2月10日前後)
各地で商業ビルやマンションなどの建設が進みます。
ひときわ大きなタワー:ZAM ZAM TOWER
リキシャの集団
日本にある路面店のようなお店もオープン
外国人向けのカフェ
ダッカの他地区と比べて、明らかにきれいに整備されています。
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モノレールの建設現場(ウッタラ西部)
イタリアとタイの共同連合
路上の整備が追い付いていない状況(砂埃が激しい)
モノレールの建設に伴う立ち退き?も急ピッチで行われている。
ウッタラの西部地区からウッタラのセクター7などに戻る。
ウッタラ地区の中には、驚くような豪邸もあります。
今回、昨年の10月ごろにダッカに訪れたことがある人と出会いました。その方が曰くたった数か月たっただけなのに、街の様子がかなり違うように感じるようです。やはり、数字的にも、体感的にもダッカの成長スピードは著しいものがあるようです。
まとめ
- バングラデシュでは、日本人でも不動産の所有ができる。
- 人口の爆発的な増加と所得の向上により、今後も不動産分野の需要はのびる。
- ただし、世の中、うまい話はない。現地に訪れ、自分の目で確かめることは必須
- その上で現地で信頼できるパートナーを見つけ、アドバイスや助言をもらうようにする。
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